2015.02.19更新

走行車線に戻らないと車両通行帯違反になる!

 

 随分昔のことですが、友人が高速道路の追越車線(一番右側の車線)を走っていると、直ぐ左側の走行車線をパトカーが走っていて、様子を見ながら制限速度をオーバーしないように注意して少しずつパトカーを追い越していったそうです。

 

 すると、突然パトカーが赤色灯をまわして友人の車に停車するよう呼び止めました。友人は、制限速度を守っているのに何故止められたのか疑問に思ったそうです。

 

 高速道路を走っていると、追越車線を走っている車両はよくみかけます。ところが、追越車線は、もともと速度の遅い先行車両を追い越すための車線ですから、道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除いて、追い越しを完了したら遅滞なく元の車線に戻らなければなりません。

 

 追い越しが完了し、元の車線に戻ることができるのに追越車線をそのまま通行し続けると、道路交通法の車両通行帯違反となり、違反点数1点、反則金5千円~7千円を課せられ、反則金を納めなければ5万円以下の罰金に処せられます(同法120条1項3号、同法20条1項)。

 

 友人の車両も、この車両通行帯違反に問われたようです。同情したくなるような話ですが、道路交通法が定めるように、追越車線ばかりを走っていると速度超過になりやすく、交通事故を引き起こす原因ともなりますので、頭の片隅にでも入れておいてください。

 

⇒弁護士好川久治の交通事故問題に関する情報はこちら

 

⇒港区虎ノ門の弁護士好川久治への相談・問い合わせはこちら

 

ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所
弁護士好川久治
℡03-3501-8822|9:30~18:00

東京都港区虎ノ門1丁目4番5号 文芸ビル8階

投稿者: 弁護士好川久治

2015.02.16更新

「明渡し断行」の強制執行ってなに?

 

 先日、とあるマンションの一室の明渡し断行の強制執行に立ち会いました。「明渡し断行」とは、簡単に言えば、建物(貸室)を占拠する居住者を強制的に立ち退かせる手続です。もちろん強制執行ですから、あらかじめ貸室の明渡しを求める裁判に勝訴し、判決をもらったうえでの実施です。

 

 手続ですが、債権者(大家)が貸室明渡しの強制執行を申し立てると、最初に執行官、執行補助者、立会人、鍵屋、債権者(又は代理人である弁護士)が現地に赴き、債務者(居住者)に対して明渡しを催告します。執行官がインターホンを鳴らし、応答がなければ、同行した鍵屋がドア鍵を解錠して中に入ります。

 

 今回は、居留守をつかわれたので、スペアキーでドアを開けると打ち鍵がかかっていてドアは開きませんでした。同行した鍵屋がスコープを使って中を確認し工具でドアを開けようとすると、居住者が鍵を開けて出てきました。居住者は、事態を把握できないらしく、執行官の言っていることも理解していない様子でした。結局その日は1ヶ月後に明渡しを断行すると予告して帰りました。このとき部屋の中に、明渡し期限を書いた公示書を貼ります。その期限が先日の断行日だったわけです。

 

明渡しに応じない居住者は強制的に退去を迫られる!

 

 貸室等の明渡しの強制執行では、通常は断行日までに自主的に退去するケースが殆どです。しかし、まれに自主的に退去しない居住者もいます。

 

 今回も、自主的退去が期待できないと予想されたため、私は数日前に現地に赴き、居住の有無を確認しました。インターフォンを鳴らすと居住者から返答がありました。ドア越しに居住者と話しをすると、どうやら精神的な病を患っているようでした。そのため、私は、区の福祉課に連絡を入れ、生活保護の担当者に状況を説明し、支援を要請しました。

 

 断行日の前日は雨で時折雪が混じるほど寒い一日でした。さすがにこんなに寒い日に追いだされるのは気の毒だなあと思っていたところ、幸い断行日は晴れて、比較的暖かくなり、ほっとしました。

 

 当日予定時刻に現地に到着すると、居住者が自主的に引越の準備をはじめ、執行官が同行した総勢5、6名ほどの業者が次々と荷物を搬出し、小一時間ほどで明渡しは全て完了しました。

 居住者は、区の福祉課のあっせんで一時保護施設に入所できるらしく、荷物も運び出されていきました。

 

 いろいろ事情があって明渡しの強制執行になった事件で、一時はどうなることかと気をもみましたが、ふたを開けてみると滞りなく終わり、ひと安心した一日でした。

 

⇒弁護士好川久治のその他の問題に関する情報はこちら

 

⇒港区虎ノ門の弁護士好川久治への相談・問い合わせはこちら

 

ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所
弁護士好川久治
℡03-3501-8822|9:30~18:00

東京都港区虎ノ門1丁目4番5号 文芸ビル8階

投稿者: 弁護士好川久治

メールでのお問い合わせはこちらから tel:03-3501-8822
初回相談30分無料 tel:03-3501-8822
弁護士好川のシェアしたくなる話
Q&A
実際の解決事例
あんしん相続相談ガイドに掲載されました。
あんしん相続相談ガイドに掲載されました。