2014.10.20更新

●相談内容●
 依頼者が未だ小学生であった20年前に両親が離婚し、依頼者は父に引き取られて二人で暮らしていた。その後、中学生のころに父が他界、依頼者は再婚していた母に引き取られて成人した。依頼者は、父が亡くなった直後、母からは父には保険金も退職金も預貯金も何もないと言われていたため、そういうものかと思っていた。ある日、友人から、「お父さんには退職金があるはずだよ。」と言われたので、母を問いただすと、「知らないものは知らない」と相手にしてもらえなかった。

 

●経過●
 改めて父の生前の預貯金、保険、退職金等を調査したところ、遺族年金が支払われていたことが判明した。振込先は母の口座であった。依頼者は、不法行為の除斥期間である20年を経過する直前に裁判を起こし、更に調査を尽くしたところ、退職金も支払われていることが判明。しかも、母の口座に振り込まれている可能性が高い証拠も出てきた。保険会社の事業統合で、保険の調査は難航したが、根気よく調査していくと保険金も支払われていたことが判明。支払先はどこか分からなかったが、受取人である依頼者が未成年であったことを考えると母が請求し、受け取っていた可能性が濃厚となった。その後、裁判所の勧めもあって依頼者が母から1000万円を受け取ることで和解した。

 

●ポイント●
 遺産の調査は時間が経過すると困難となりますので、早めの調査が肝要です。また、長年おかしいと思いながら手つかずだった問題でも、根気よく諦めずに調べれば何か成果が得られるかもしれません。何事も諦めず専門家に相談することが大切です。

投稿者: 弁護士好川久治

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あんしん相続相談ガイドに掲載されました。
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