2015.01.20更新

「つり銭詐欺」で逮捕!

 

 前日の「電車内の迷惑行為」の放送に続き、1月8日にも他局からインタビューの依頼がありました。

 

 今度は、奈良県のコンビニエンスストアで発生した「釣り銭ネコババ(詐欺)事件」の放送で、店員が釣り銭の勘定を誤り、約2000円を渡すべきところを4万6000円を差し出してしまい、公務員であった容疑者がそれと知りながら釣り銭を受け取ったという事件でした。この容疑者は詐欺罪で逮捕されました。

 教科書事例としてはよくある「釣り銭詐欺」事件ですが、実際に逮捕されるケースは稀です。

 

 店員がどうして釣り銭を間違ったのかも謎ですが、状況から判断して、容疑者が釣り銭を受け取った時点で間違いに気づいていた可能性が高い事案でしたので、逮捕に至ったものと思われます。

 ちなみに、受け取った後に間違いに気づいて申し出なかった場合は、占有離脱物横領罪が成立します。

 

店員の間違いを申告しなかったことで逮捕?

 

 逮捕された理由は、金額が比較的高額であったこと、店舗側が被害届を出していたこと、容疑者が公務員であったことなどが影響していると思われます(2万円を超えていることや、公務員であることから警察限りの処分である微罪処分の対象からも外れたのでしょう)。

 

 その場で店員が気付いて声をかけていれば容疑者もこれに応じていた可能性もありますので、逮捕には至らなかったでしょう。

 街の声を聴くと、意外と間違いを申告しない人もいることに驚きを感じるニュースでした。やはり、悪いことはできないものです。

 

⇒港区虎ノ門の弁護士好川久治への相談・問い合わせはこちら

 

ヒューマンネットワーク中村総合法律事務所
弁護士好川久治
℡03-3501-8822|9:30~18:00

東京都港区虎ノ門1丁目4番5号 文芸ビル8階

2015.01.12更新

電車内の迷惑行為!

 

 正月明けの1月6日、久しぶりにTV局から取材協力がありました。そろそろ帰り支度をしようと思っていたころ局から連絡があり、翌7日のお昼の番組で、「電車内の迷惑行為」を取り上げたいので協力してほしいと。

 

 5日の午後、北海道のJR根室線の列車内で、禁煙車両内で男が喫煙をし、注意をした車掌と口論となって座席のテーブルを壊し器物損壊容疑で逮捕された事件を受けての特集のようでした。

 

 「置石」、「車内喫煙」、「踏切の非常ボタンを押す」、「走行中の列車の扉を開放」、「男性が女性専用車両に進入」など合計10個の事例について考えられる刑事責任の内容と、列車事故で発生した民事の損害賠償責任についてコメントを提供しました。

 

 気づくと帰宅は午前様。取材協力ではよくあることですが、専門家としてコメントを提供する以上、間違いがあってはならないと思い、正確に、かつ一般の方にも分かりやすくコメントを提供するよう気を付けて作業を進めました。

 

編集段階で間違いが発生!

 

 翌日、番組を見てみると、放送時間の関係で事例の半分は取り上げられず、しかも、「踏切の非常ボタンを押す」迷惑行為について成立する偽計業務妨害罪について、「虚偽の風説を流布するなど」による業務妨害罪と、「偽計」とは異なる表記が…。

 

 「あららー!間違えてるよ!」と、スタジオまで足を運んで最終チェックをしないために起こったミス。弁護士名も公表しているし、「苦情にならなければよいのだけれども…。」
 

 番組制作も限られた時間のなかで大変なのでしょうが、やはり、何事も余裕をもった準備と漏れのないフォロー、確認をしていただきたかったものです。

 

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あんしん相続相談ガイドに掲載されました。
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